ANOMALY

The Long Road

ストリングスなどの楽器音を織り込んで、サイケデリックな煌めきと温もり、浮遊感にも彩られた、リリカルなサウンドスケープを、ザラついたビートにのせて優美に描き出す。陰影色濃いアブストラクトなブレイクビーツ。叙情的ムードが横溢する夜の始まりを告げる、シネマティックな響きが闇の中に木霊し、聴く者の心をゆったりと運ぶように、美しく乾いた風景が移ろう。シカゴのビートメイカーが鮮やかに綴る、夢想に彩られた夜が到来する。

TAMAS WELLS

Two Years In April

情勢不安なミャンマーで医療プロジェクトに従事する、オーストラリア人シンガー。その澄んだ穏やかな歌声で、柔らかに歌われるメランコリックな物語をのせ、殆どギターとバンジョーだけで紡がれた、温もりある叙情的なメロディーが軽やかに流れていく。瑞々しい響きを優美に紡ぐ、その眼差しはどこか哀しくて、限りなく優しい。

MATHIEU RUHLMANN & CELER

Mesoscaphe

現在はその役目を終え展示されている潜水艦が纏った航海の記憶を、拾い集め、
動を呼び覚ますディープ・アンビエンス音像。まるで名作『タイタニック号の沈没』の陰画の如き、翳りある響きが優美に漂い、虚構であるはずの潜水艦の記憶が、万感の思いに胸を充たす。

DDAY ONE

Heavy Migration

メランコリアとリリシズムを纏い、ラフな質感のサンプルとワイルドなドラムで編んだ、憂いに翳るなビートが、煙るような闇の中に力強く木霊する。70年代のディープなスピリチュアル・ジャズから受け継いだかのような気構えを胸に、組み立てられたアブストラクトなインスト・ブレイクビーツ。
その深さに感動し、強度と覚悟に打ちのめされる。ジャンルを問う前に感じることがあるはず。聞き流す事など出来ないディープな響きに感じることがあるはず。

ROD MODELL

Incense & Black

底の見えないベルリンの深海で鳴り響くミニマルなダブ音響に呼応して、そのルーツの地である聖地デトロイトで、ユラユラと揺らめくディープな響きを奏でるロッド・モデル。
淡々とビートが鼓動する中、どこまでも下降して行くような雨に煙る漆黒の音像が聴く者を包み込む。そしてその中から突如、甘美とも言い得る叙情的な響きが浮き上がる様に果てしないカタルシスを覚える。

KELLEE PATTERSON

Maiden Voyage

柔らかに綴るメロウなサウンドにのせ、慈愛に満ちたスウィートな歌声が穏やかに流れ、美しいムードが広がる。アルバム全篇に漂う浮遊感あるフルートも効果的に、優しく寄り添うような響きが、仄かな切なさを纏って、ゆっくりと胸を充たす。澄んだ瞳も眩しい美貌の女性シンガーが70年代前半に残した、愛おしいボーカル・アルバム。夢心地の叙情に心地良く、ゆったりと身を浸したい。

SHIMA & SHIKOU DUO

Road To The North Deep

トランペット&ピアノ、2つの音色が手を結び、流麗な軌跡を描く、どこか翳りある叙情的な旋律をスムーズに綴っていく。時に柔らかに、時にエモーショナルに。時にゆったりと、時に駆けるように。陰影濃いモノクロームなクールネスを身に纏いながらも、どこか温もりをも感じさせる端正なジャズが夜の時間を美しく彩る。デュオというシンプルな形態で豊かに紡ぐリリシズム。

SMOG

A River Ain`t Too Much To Love

90年代に始まるそのキャリアを一貫して、いかなる状況にあろうとも強い「ひとり感」を放ち続けて来たスモッグ。シンプルなサウンドにのせ、拭い難い諦念を纏ったボーカルが呟くように口ずさむ。いかなる深い哀しみも決して声高に語られる事のない、その独特のムードによろめく歌が、気がつけば静かに側に寄り添い、じんわりと胸を充たしていく。

TAKAHIRO KIDO

Fleursy Music

ギターやヴァイオリン、ピアノや環境音などが柔らかに彩り、繊細に綴られる、オーガニックなムードに息遣く、甘美なエレクトロニカ・アンビエンス。細波のように滑らかな軌跡を描いて流れいく、眩くファンタジックな響きが様々な風景を映し出す、浮遊感に満ちた優美なサウンドスケープが、どこか懐かしく、穏やかな感動を運ぶ。

ARVO PART

Alina

沈黙の中に浮かび流れる美しい響きが、柔らかな叙情を浮かべ、ゆっくりと歩を進める。穏やかに繰り返され、緩やかにその表情を移ろわす、儚い弦楽器とピアノだけで紡がれた、澄んだ清らかな世界。深淵な沈黙と向き合う者だけが奏でられる静謐な響きが、全てが鳴り止んだ果てにゆっくりと立ち現れて、再び静寂へと記するように溶けていく。

ANOMALY

The Long Road

ストリングスなどの楽器音を織り込んで、サイケデリックな煌めきと温もり、浮遊感にも彩られた、リリカルなサウンドスケープを、ザラついたビートにのせて優美に描き出す。陰影色濃いアブストラクトなブレイクビーツ。叙情的ムードが横溢する夜の始まりを告げる、シネマティックな響きが闇の中に木霊し、聴く者の心をゆったりと運ぶように、美しく乾いた風景が移ろう。シカゴのビートメイカーが鮮やかに綴る、夢想に彩られた夜が到来する。